行きたいと思いながら、
気づけば、ずいぶん日が過ぎていた。
「遠いしな。」
「人も多そうだな。」
そんな気持ちが、いつもあと一歩を先送りにしてしまう。
平日になって、今日ならもしかしてと行くことにした。
混むと思い、開店と同時に行こうとしていたけれど、起きられない。
少しだけ遅くなり出発、”サイラー”らしきパラソルが見えてくるとともに
香ばしく、あまーい香りが。ここで間違いない。

AM10時半ころ着くと結構席が空いていてホッとする。
コーヒーとルーベルサンドを注文して
「20分ほどお時間いただきます」と言われたので、
その間にパンを買いに。
異国あふれる雰囲気に、大興奮
まずはまずはお目当てのプレッツエルを探す
あるかな?人気なんだよなと探すと左上に、あった~
気になるパンが次々に現れては、トレーの上へ。
レジへ向かおうとした、その時。
「焼きたてでーす。」
プレッツエルと同じ生地の色のガーリックフランスだ。
焼きたてのパンの香りとニンニクの匂いが漂ってくる、いい匂い~
サンドイッチ待ってるのにと思いながら、前の人がガーリックフランスをとり、
私もと焼きたてをトレーにのせる。サンドイッチは…なんとかなる。
カフェスペースに戻り、ガーリックフランスにかじりつこうとすると

ルーベルサンドも到着、忙しいなと思いながらもガーリックフランスを一口
カリっと、もちっと、ふわっと。
今までに食べたことない食感に、塩味が後から追いかけてくる。
おいしい~
たまらず食べ進める、半分あたりにさしかかると、おいしさの頂点
じゅわっと感がプラスされてたまりません。
ガーリックフランスは半分とっておいて、ルーベルサンドを

ボリュームあるサンドイッチ、ローストビーフの肉肉しさを
酸味あるコールスローとソースがうまくまとめてくれていて、
酸っぱいの好きな私にはピッタリ
夏でもペロッと食べれるサンド
透き通る四角いものが挟まれていて、キャベツかと思ったらチーズ

食べるたびに、新しさとたのしさがあふれている。
サンドイッチを食べて、コーヒーを飲み終わるころ、お昼に近くなり
席は満席に。到着した時間もちょうどよかったなとしみじみ。
サイラーを充分満喫して、最後にアイスを買って帰路へ。

これが普通なのか、アイスはたっぷりディッシャーで丸められ、
コーンからはみ出るほど。
外へ出ると、あっという間に溶け始める。
日陰に避難して、少しばかりの抵抗。
溶けながらも、暑い季節に食べるアイスは幸せ。
今日の余韻を胸に、バスへ乗り込む。
パンの袋からは、半分残したガーリックフランスの香りがふわりと漏れてくる。
何人くらいが、この香りの正体は私だと気づいただろう。
家に帰ってパンを並べると、買ってよかったなと思うパンばかり

遠いけど、また行きたい。
パンを買うためだけじゃない。
私のとびっきりの、あの時間に会いに。
