あまいスープは、少し苦手。
それでも、どうしても作ってみたかった。
初夏が旬の、とうもろこしスープ。
黄色に輝くとうもろこしは、見かけるとつい手に取りたくなる。
材料は、とうもろこし・豆乳・塩麹の3つだけ。
ミキサーは使わず、おろし金で実をすりおろす。
豆乳と合わせ、芯も一緒に鍋へ。
とうもろこしの甘みをゆっくり引き出しながら温めて、最後に塩麹で味を整える。
「あまくなりすぎるかな。」
そんな心配をしていたけれど、口にした瞬間、その気持ちはすっと消えていった。
とうもろこしのやさしい甘みに、塩麹の旨みがそっと重なり、ひと口飲むたび、心までほっとほどけていく。
甘みの中にある旨み。
そのやさしいおいしさに、「これは好き。」と、思わず笑みがこぼれた。
あたたかいままでも、冷蔵庫で冷やして冷製スープにしても。
やさしい黄色と、やさしい味わい。
季節を感じる一杯が、今日を、わたしを、少しだけやさしくしてくれる。
季節が巡る前に、もう一度。
このやさしさに、また会いたい。

